秋の恒例!フリーマーケット

 

 

 

 多摩川駅前、秋のフリーマーケット

 

 

 

2004年、秋のフリーマーケットの様子をご紹介します。


 

 

 場所:大田区田園調布1丁目

 


秋のフリーマーケットの風景

【にぎやかです!】

 2004年9月12日の日曜日に、多摩川駅前、秋のフリーマーケットが開催されました。多摩川駅の前は、通常は閑散としていて、閑古ガラスがないていますが、イベントがあると、それなりに盛り上がる傾向があります。春は、なんといっても多摩川台公園の桜を見物に(くることを口実に酒を飲みに)くる方々がいます。秋は、紅葉もきれいですが、フリーマーケットが開催されます。多摩川駅前の商店街(正式には多摩川園商栄会といいます)の皆様のお力により、お祭りのようなにぎやかさを、多摩川駅の風景のひとつとして提供してくれます。およそ80店以上の出店があります。地元の人たちとの、貴重なふれあいの場でもあります。

 

今年は、気持ちのいい秋晴れの日に重なりました。嫁さんと一緒に、散歩がてらに出かけましたが、ベビー用品が100円均一で、売主の方もさわやかなご対応で、気持ちよく買い物することができました。個人の露店以外にも、薬局の露店もあり、台所洗剤やちり紙などが、比較的安く売っているように思えました。思えた、というのは、比較する商品が周囲に売っていなかったことと、フリーマーケットに出店しているのだから、きっと安いのだろう、という先入観が働いていたことも否定できません。おそらくは、特売日の限定品よりは高いのかもしれませんが、いい天気だし、まあ、いいか、ということになるのでしょう。

 



商品の価値について

【目が合いました。】

 ただ単に安いだけの商品であれば、昨今では100円ショップに代表されるディスカウントショップでの購入が、もっともリーズナブルな選択であるといえます。ただし、価格=価値という固定的な考え方は、現代人の経済的価値観から関連する物事に対する価値観を固定化し、何か大切なものを見落としがちとなることでしょう。

 

そうした構造的な罠からから脱却するためには、フリーマーケットに足を運ぶという行動は、心の病んだ(小生のような)現代人には必須の日常動作であり、さらに別の言い方をすれば「命の洗濯」とさえもいえるかもしれません。フリーマーケットで取引されているものの価値は、商品にこめられた「気持ち」、「愛情」、「喜び」といったものにあるのではないかと思います。そうでなければ、後日、「あれ、なんでこんなのを買ってしまったんだろう」といった気持ちになることも、理解できると思います。その場で取り交わされる挨拶や、取引に関するやりとり、空の太陽、多摩川の風などが、総合的に「ああ、いいものを買ったな」と思わせてくれる原因となっているのだと思います。

 



おいしいフリーマーケット

【次もいい天気でありますように。】

 秋のフリーマーケットでは、軽食を提供してくれる出店も、結構、そろっています。ホットドックや、アイスクリーム、焼きそば、お好み焼きなどです。多摩川の通は、これらのお祭り的な食事をあえて通り越し、多摩川駅の入場券を買って、駅構内の神戸屋でタマちゃんパンを購入し、それを食べながら多摩川ストリート(仮名)を練り歩くのが流行しそうな気配です。タマちゃんパンも、一時期は、ごく限定的なマニアの間でひそかなブーム(←規模小さそう・・・)となっていましたが、最近では、売れ行きも、若干、当初の予想を下回りそうな気配を見せてきました。現在は、パンの中には、こしあんが入っているものしかありませんが、この状況を打開するためには、チョコレートホイップの入ったチョコレートタマちゃんパンや、ジャムの入ったタマちゃんパンの開発・製造が、その手の専門家の間では、ひそやかに期待されています。

 

今回は、秋のフリーマーケットの様子をご紹介しましたが、多摩川駅のフリーマーケットは、2ヶ月に1回ほどの頻度で、開催しています。その時々の季節は変わっても、売っている人の顔ぶれは、代替同じなのではないでしょうか。次回に、ふらりと遊びに行ったときに、おや、またあの人が売っているな、とか、あれ、ミッキーのベビーカーがまた売っているぞ、といった楽しみ方ができるようになりたいと思っています。

 

次回も、どうかいい天気でありますように。^^)