「多摩川園ラケットクラブ跡地公園」改め

 

 

 

 田園調布せせらぎ公園の風景

 

 

 

多摩川駅の目の前に、森林風の公園があります。


 

 

 場所:大田区田園調布1丁目

 


せせらぎ公園について


           【公園内の階段です】

 多摩川駅の東側には、森があります。小生も、ここに住み着く以前には、東横線で多摩川を通過するたびに、あの森はなんだろう、と不思議に思った頃がありました。昔は、多摩川園という、遊園地がありました。その跡に、多摩川園ラケットクラブという、会員制の高級テニスクラブになりました。さらにその後、現在のような公園として、ひろく一般に公開されるようになりました。小生が、この場所に移り住んできた自分は、「多摩川園ラケットクラブ跡地公園」という名前でした。その後、大田区が、ひろく一般から公募した結果、小生の案「多摩川のんびり公園」が没になった結果、『田園調布せせらぎ公園』という、とってつけたような・・・いや、素敵な名前が決まりました。

 

 一年を通して、楽しめます。季節が春であれば、木々の間から差し込む日差しを浴びながら、石階段をのぼる楽しみがあります。夏だったら、せみの大合唱が迎えてくれます。秋ならば、紅葉にタイミングが合えば、ちょっとした紅葉狩りの気分を味わえます。冬は、・・・寒いので、あまり来ません。

 

一日を通しても、朝は通勤路、昼は散歩道として、近隣の住民から親しまれています。多摩川駅周辺は交通量も非常に少ないので、騒音から遮断された公園内は、ちょっとしたハイキングにでも来ているような気分。誰かが作った小川が流れていて、初夏の日差しの下で、森の涼しい空気が肌に心地よく感じます。かわいいワンチャンがしっぽを振りながら散歩していたりしています。

 


 


憩いの場としての公園


          【公園内の休憩所】

 公園内の休憩所は、夏は冷房が効いていて心地よく、冬は・・・ちょっと寒いです。大田区のえらい方、なんとかしてください。今でこそ、われわれ庶民が、日曜日に集い、新丸子の東急ストアの卵1パックが200円もする、という経済的な話に花を咲かせることができていますが、昔日、高級ラケットクラブであった時代には、高級な方たちが、高級な話題をしていたのではないでしょうか。目をつぶると、ウィーンのハプスブルグ家のマリアテレシアとかナポレオンとかジョニーウォーカーとかが、社交ダンスを踊りながら、田園調布のプレッセの卵は1パック1000円で安いね、などという話をしていたのかもしれません。