素敵な駅です!

 

 

 

 多摩川駅の風景

 

 

 

まずはじめに、多摩川駅をご紹介します。


 

 

 場所:大田区田園調布1丁目

 


多摩川駅の全景


           【多摩川駅です】

 多摩川駅の歴史は、えーと、多分、結構古いです(汗)。昔は、遊園地のような施設があったそうです。今は、古墳公園と森林公園、そして多摩川に見守られるように存在していて、なんとも落ち着いた駅として、乗降客から親しまれてい(ると思い)ます。 東急電鉄さんが、『SALUS』という、東急沿線の紹介パンフレットを月刊で発行しているのですが、昨年、多摩川駅のむかーしの写真が掲載されていましたが、おお、こんな時代もあったんだなーと、感心してしまうほどに、今の多摩川は、こざっぱりとしてます。(うん、いい表現だな・・・)駅の施設は、結構、立派です。障害者用の広い自動改札、エレベーターもあります。トイレも、比較的きれいです。駅構内には、おいしいパン屋さん「神戸屋」と、立ち食いそばの店が入っています。そば屋さんでの私のお勧めは、「薬膳そば」。ここでしか食べられない、安さ、おいしさ、ヘルシーさは、☆☆☆☆☆マーク!夕方過ぎると、いつも売り切れになってしまいますので、お昼どきがねらい目かもしれません。また、非常に小さな駅ではありますが、東口、北口、西口という、出口が三つもあるため、待ち合わせに困る、という印象があるかもしれません。しかし、心配は無用です。それぞれの出口が、10メートルほどしか離れていないため、さほど不便は感じていないのが現状です。このように、多摩川駅は、新宿駅並みの出口の多さを持ちながらも、待ち合わせを考えている人にとっても優しい駅であることが、分かっていただけたかと思います。

 


 


多摩川駅の歴史


        【多摩川駅、ホームより】

 多摩川駅の、武蔵小杉行きのホームです。向こう側に見える、森のようなものが、多摩川台古墳公園の一部です。ホームに上がってみると、実にさっぱりとした雰囲気。多摩川からの風をほほに感じながら、森の向こうにある、閑静な住宅街を見下ろせます。森の向こう側には、多摩川が流れています。次の駅は、「新丸子」。その次が「武蔵小杉」です。3年前、小生が、はじめて多摩川駅を通過したときは、あいにく夜であったため、暗い森しか見えず、ここに人は住んでいるのだろうか、と感じました。事実、夜は、人気が少なく、夜道も暗いです。ラケット跡地公園側に道路ができたのは、それ自体はよいことなのですが、夜道、女性が一人で歩くことに対しては、とてもではありませんが、お勧めできません。たとえ多摩川駅が最寄であっても、ラケット公園前のあの暗い道をあるくことを考えれば、多少時間をかけても、田園調布駅から歩くことを、つよくお勧めします。

 

 


 


多摩川駅ホームの北側


        【ホームの北側です】

 多摩川駅ホームの北側の風景です。北北東の方角に向けた写真です。正面の森は、多摩川ラケット公園跡地です。向こう側に白い建物が見え(多分、民家なのでしょうが・・・汗)まして、その下が「どりこの坂」です。この写真の角度から、すこし左へカメラを動かすと(注意:動きませんが)、田園調布駅が見えます。白い建物がたっているほうの区画が、田園調布2丁目で、多摩川駅や、画面右手奥の、ラケット公園跡地のほうが、田園調布一丁目です。ちなみに、有名人の方がたくさん住んでいるのは、田園調布三丁目です。住所が三丁目ですと、おお!とか思われます。(小生は一丁目に住んでいましたが、現在は、田園調布本町に住んでいます。)天気のよい日は、多摩川駅で降りて、駅前正面を右に曲がり、線路沿いに三丁目へ向かって散歩することをお勧めします。田園調布駅に着いたら、プレッセのお花屋さんの前の、木製のベンチに腰掛けて、柔らかな午後の日差しを楽しみましょう。(注意:真夏は、やめときましょう。日射病になります。)

 

 多摩川駅のすごいところは、徹底して、その環境の静かさにこだわり抜いた点にあります。多摩川駅の周りには、コンビニが、一軒しかありません。駅前に、商店街はありますが、なかなか発展してくれません。このコンビニは、私たち地元住民にとって、八百屋、魚屋、肉屋、本屋、銀行、郵便局を兼ねている貴重な存在です。今夜はカレーをつくろうかな、と思えば、カレールーはもちろん、にんじん、たまねぎ、じゃがいも、豚肉まで買い求めることができます。深夜、会社帰りのサラリーマンは、お弁当を温めて持ち帰っているようです。この系列のコンビニは、お店で作っている特製のソフトクリームとかも売っています。ついこのあいだは、アロエのソフトクリームを買い逃してしまいましたが、季節ごとにおいしいソフトクリームを味わえます。雑貨品も、買い揃えることができます。ちなみに、春、お花見の季節には、「多摩川台古墳公園」へのお花見客を相手に、ござとか、紙コップとか、紙皿とかも販売しています。まさに、多摩川デパートと呼んでもいいのではないか、とおもっています。

 

 若干、多摩川駅周辺の生活の不便さをアピールしてしまったので、名誉挽回のため、今度は多摩川駅の持つ『交通アクセスの快適さ』を強調したいと思います。

多摩川駅は、停車する鉄道の種類の多さでは、新宿駅や東京駅に匹敵するのではないか、とのうわさがあります。直通運転を含みますが、一例を挙げます。

 

 東急東横線、東急多摩川線、東急目黒線、東京メトロ日比谷線、東京メトロ南北線、埼玉高速鉄道線、都営三田線、電話線、電線・・・。

 

こんなにも寂しい駅に、なぜ、これほどまでに多くの電車が停車するのかといえば、これも、多摩川駅の人徳のなせる業、というほかに言葉が見つかりません。その割には、多摩川駅で降りたことのある人が少ないのは、やはり、率直な話、「なにもないから」という感想をもらさずにはいられません。ぜひ、通過するだけではなく、下車してみてください。ほんとに何もないところだなあ!ということが実感できると思います。(^^;)